2011年1月18日火曜日

“95.9%”

(*1/20 1時に写真を追加しました・・・)

先週末から続いた冬型の天気はようやく落ち着いてきて、ドクターヘリも3日ぶりに屋上へリポートに戻ってきました。朝運航開始時間前からドクターヘリの要請がありましたが、救急隊現着後に軽症のため未出動となりました。キャンセルを恐れずに消防本部指令課が早期要請した良い結果です。その後続けて要請があり、朝一番から出動しました。最終的に3件の出動がありましたが、日没間際の要請1件にお答えできずすいませんでした。(今月は今までのところ要請35件、出動28件で、ここ2ヶ月よりもグッと減っています。)


突然ですが“95.9%”とは、何の数字でしょうか?相変わらずベッドコントロールに悩まされ続けている当院のベッドの稼働率??(まんざら外れていないようですが・・・)答えは、“群馬県の公共施設でAEDが設置されている施設の割合”です。

毎年AED&BLS講習会を行っている
前橋市立前橋高等学校(ヘリから空撮)と、
同校に実際にあるAEDです。

AEDとは、心肺停止状態で倒れた人に電気ショックを与えて蘇生させる自動体外式除細動器のことです。県がAED設置が必要と判断した1668施設のうち、95.9%にあたる1599施設でAEDの設置が確認されました。また35市町村のうち25市町村で設置率100%を達成していたとのことです。
総務省消防庁が公表した結果では、AEDで救命措置を受けた人の1ヶ月後の生存率は42.5%で、受けなかった人の9.7%を大きく上回っています。当院でも病棟や検査室で急変があった時は、真っ先にスタッフと救急カートとAEDが届られます。救急車にもAEDが搭載されており、心肺停止状態の患者さんが搬送されてくる時は、必ずAEDがつけられています。そしてERやドクターヘリにスタンバイされている除細動器に引き継がれます。
せっかくこれだけ設置されているAEDですが、実際に必要な場面で使用しないと意味を成しません。今後は使用方法をもっともっと周知させて行く必要がありそうです。ちなみに毎年10月に前橋市消防局に協力して、前橋市内の高等学校の高校1年生を対象にAED&BLSの講習会を行っています。若いのでAEDの使い方はあっという間に覚えていただけます!そして講習会のあと実際に街中でAEDを使用することがあったり、その講習会がきっかけで現在救急救命士として市民の命を守る仕事についている人もいます。

さらに幼稚園や保育園などへ設置の拡大や、実際にAEDを使用できる市民の割合がもっともっと増えるように、これからも啓蒙活動を続けていこうと思います。


先週末は日赤DMAT訓練があり、当院当科スタッフもセンター長をはじめ3人がスタッフとして参加しました。そして、今週末にも災害医療センター(東京都立川市)で行われる災害訓練に当院DMATチームが参加し、また続けて同院で行われる日本DMAT隊員養成研修にも当科スタッフがタスクとして参加します。そして、いよいよ当院で初開催となるJATECもあと4日と迫ってきました。当科に在籍するJATECインストラクター6人も、コーディネーターやインストラクターとして着々と準備をすすめています。懇親会も開催予定です!週末前橋に来られる際は、防寒対策を忘れないようにしてくださいね。(特に寒い北風対策にマフラーや手袋は必須です。)

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